ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)

東京メトロ通勤者がANAマイルを積み上げるなら有力候補、ただし2マイルコースの追加費用を先に計算すべき
編集部評価
ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)は、J-POINT・メトポ・ANAマイルの3系統のポイントが1枚に集約された設計が特徴だ。
年会費2,200円(税込・初年度無料)という負担水準は決して高くないが、カード利用で貯まるJ-POINTをマイルに移行する際、還元率1.0%(200円=2マイル)を実現するには別途年間5,500円(税込)の2マイルコース手数料が必要になる。
この手数料を含めると実質的な年間コストは7,700円(税込)となるため、年間カード利用額が一定水準を超えないと費用対効果が合わない。
一方、1マイルコース(無料)を選べば追加費用はかからないが、還元率は0.5%(200円=1マイル)に下がる。
東京メトロの乗車やPASMO電子マネー利用で貯まるメトポは、100ポイント=90マイルのレートでANAマイルへ移行でき(移行手数料無料・月1回・上限20,000ポイント)、このルートはJ-POINTのコース選択とは独立して機能する点が評価できる。
入会・継続ボーナスマイルも各1,000マイルあり、長期保有で毎年一定のマイルが積み上がる。
向いている人
東京メトロを日常的に利用しており、PASMO定期券をカードに一体化したい人に向く。
乗車するたびにメトポが貯まり、それをANAマイルへ移行できる経路が確立されているため、飛行機に乗る機会が年に数回以上ある人であれば、通勤・通学の積み重ねがマイルに直結する。
2マイルコースを選ぶ場合は、年間カード利用額が55万円程度を超えると手数料分の元が取りやすくなる目安になる。ANAの機内販売(10%引き)やANA FESTAでの買い物(5%引き)など、ANAグループの割引特典を活用できる人にとっても年会費分の価値を見出しやすい。
注意点
2マイルコースの年間5,500円(税込)は申込時に見落としやすいコストであり、1マイルコースとの差を事前に把握しておく必要がある。
国際ブランドはJCBのみのため、海外での利用シーンによっては加盟店の少なさが気になる場面もある。
付帯する海外旅行傷害保険は死亡・後遺障害で最高1,000万円と一般カード水準であり、海外旅行の頻度や渡航先によっては補償額が不十分と感じる可能性がある。
また、モバイルPASMOへのオートチャージはポイント付与対象外となるため、モバイルPASMO利用者はメトポが貯まらない点を確認しておきたい。空港ラウンジの無料利用はゴールドカード限定であり、一般カードには付帯しない。
- 東京メトロ乗車で貯まるメトポを100ポイント=90マイルのレートでANAマイルへ移行でき、移行手数料は無料。通勤・通学の乗車実績がそのままマイルに変わる経路として機能する。
- PASMO定期券をカードに搭載でき、PASMOオートチャージにも対応。東京メトロ・東急・京急など主要路線の定期券を1枚に集約でき、財布の中のカード枚数を減らせる。
- 2マイルコース(年5,500円・税込)を選ぶと200円利用ごとに2マイル相当(還元率約1.0%)になるが、この手数料を含めると年間コストは7,700円(税込)になる。利用額が少ない場合は1マイルコース(無料・還元率0.5%)のほうがコストを抑えられる。
- 入会・継続ボーナスマイルが各1,000マイル付与されるため、年会費を払い続けるだけで毎年マイルが積み上がる。ただし年会費2,200円(税込)に対してボーナスマイルの価値が見合うかは、自身のマイル利用計画と照らし合わせて判断したい。
特徴
年会費と申込条件
ソラチカ一般カードの年会費は2,200円(税込)で、初年度は無料。家族会員は1,100円(税込)だが、本会員が初年度無料の場合は家族会員も無料になる。
申込対象は18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入のある方、または高校生を除く18歳以上の学生。
ポイント・マイルの仕組み
カード利用200円(税込)ごとに1J-POINTが貯まる。
このJ-POINTをANAマイルへ移行する際、一般カードは「1マイルコース(無料)」と「2マイルコース(年5,500円・税込)」の2択。2マイルコースを選ぶと200円利用で2マイルが得られる実質還元率になるが、年間手数料との損益分岐点を意識する必要がある。
マイルの有効期限はANAマイレージクラブへ移行した月から36ヵ月後の月末まで。
メトポとの連携
東京メトロの乗車やPASMO電子マネーの利用でメトポが貯まり、貯まったメトポはソラチカカード経由でANAマイルへ移行できる(100メトポ=90マイル、移行手数料無料)。
J-POINTとメトポは相互交換も可能(1J-POINT=メトポ1ポイント)。東京メトロを日常的に利用する人にとって、乗車するだけでマイルに繋がる経路が確立されている点が特徴的。
PASMO機能
カード本体にPASMO定期券を搭載でき、PASMOオートチャージにも対応。
定期券搭載に対応しているのは東京メトロ・東急電鉄・東武鉄道・京急電鉄・相模鉄道・京王電鉄・横浜高速鉄道(横浜駅のみ)で発売の定期券。ただし西武鉄道・東武鉄道との特殊連絡定期券(2区間定期券)は搭載不可。
なお、モバイルPASMOへのオートチャージはポイント付与対象外となる。
付帯保険
ソラチカ一般カードは海外旅行傷害保険(死亡・後遺障害)最高1,000万円、国内航空傷害保険最高1,000万円、海外ショッピングガード保険年間最高100万円が付帯。
特典・優待
入会・継続ボーナスマイル
ソラチカ一般カードは新規入会時に1,000マイル、毎年カードを継続するごとに1,000マイルのボーナスマイルが付与される。年会費を支払い続けるだけで毎年一定のマイルが積み上がる仕組みで、長期保有のメリットがある。
ANAカード共通の割引特典
ANAグループの各種サービスで割引が受けられる。ANA国内線・国際線の機内販売は10%引き、空港内店舗「ANA FESTA」での買い物は5%引き。旅行商品ではANA国内ツアー(ANAスカイホリデー)・ANA海外ツアー(ANAハローツアー・ANAワンダーアース)のツアー商品が5%引き。ショッピングサイト「ANAショッピング A-style」での購入も5%引き、ANAグループ空港内免税店での買い物も5%引きとなる。
ANAを頻繁に利用する人であれば、これらの割引だけでも年会費分の元を取りやすい。
搭乗ボーナスマイル
ANA便に搭乗するたびに、通常のフライトマイルに加えて10%割増ボーナスマイルが付与される。ANAカード会員として搭乗実績を積むことで、マイルの貯まるスピードが上がる。
メトポ→マイル移行の優位性
ソラチカカード保有者は、東京メトロ乗車やPASMO電子マネー利用で貯めたメトポを、100ポイント=90マイルのレートでANAマイルへ移行できる(移行手数料無料)。移行は月1回・上限20,000ポイントまで。
東京メトロを日常的に使う生活圏の人にとって、乗車するだけでマイルが積み上がる経路として機能する。
ショッピングガード保険の補償範囲
JCBカードで購入した品物が、購入日から90日以内に偶然な事故で損害を受けた場合に補償される。一般カードは海外利用分のみ年間最高100万円が補償上限となる。
高額な買い物をカードで行う際の安心感に差がある。
定期券搭載・オートチャージの利便性
カード1枚でクレジット・PASMO定期券・電子マネーの機能を集約できる。PASMOオートチャージは残高が一定額を下回ると自動でチャージされるため、改札での残高不足を防げる。
ただしモバイルPASMOへのオートチャージはポイント付与対象外となる点に注意が必要。
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あわせて比較したいカード
付帯保険の種類
付帯保険の詳細
海外旅行傷害保険
ソラチカ一般カードには、海外旅行傷害保険が付帯しています。死亡・後遺障害の補償額は最高1,000万円です。
適用条件: 自動付帯(カードを持っているだけで適用)
傷害死亡・後遺障害: 最高1,000万円
傷害/疾病治療費用: なし
携行品損害: なし
救援者費用: 100万円限度
国内航空傷害保険
ソラチカ一般カードには、国内航空傷害保険が付帯しており、死亡・後遺障害の補償額は最高1,000万円です。
一般的な国内旅行中の怪我や病気に対する補償は付帯しませんが、国内航空傷害保険が自動付帯されます。
補償内容:最高1,000万円
適用条件:日本国内の航空機に搭乗中の事故による怪我などが対象です。
航空便遅延補償
付帯なし
ショッピング保険
ソラチカ一般カードにはショッピングガード保険(海外)が付帯しており、JCBカードで購入した品物を購入日から90日以内に偶然な事故で損害を受けた場合、年間最高100万円まで補償されます。
国内のショッピング保険は付帯していません。
盗難・紛失補償
不正利用された場合、届け出た日から60日前までさかのぼり、それ以降の損害額がJCBによって全額補償されます。
ポイントシステム
ソラチカカードは「J-POINT」「メトポ」「ANAマイル」の3種類のポイントが同時に貯まる複合型ポイント設計が最大の特徴です。
J-POINTの基本獲得
JCBカードの毎月の利用合計金額200円(税込)ごとに1ポイントのJ-POINTが貯まります。
200円未満の端数はポイント付与の対象外となります。
マイルへの移行(J-POINT→ANAマイル)
貯まったJ-POINTはANAマイルへ移行できます。移行コースは2種類あり、選択によって還元率が大きく変わります。
2マイルコース:1ポイント=2マイルに移行。年間5,500円(税込)のマイル移行手数料が必要。200円利用ごとに実質2マイル獲得となり、マイル還元率は約1.0%。
1マイルコース:1ポイント=1マイルに移行。移行手数料は無料。200円利用ごとに実質1マイル獲得。
メトポの獲得と交換
東京メトロの乗車やPASMO電子マネーの利用でメトポが貯まります。
貯まったメトポはANAマイルへ移行可能で、ソラチカカード利用の場合はメトポ100ポイントごとに90マイルに交換できます。移行手数料は無料です。
また、J-POINTとメトポは相互交換が可能で、J-POINT1ポイント=メトポ1ポイント(1円相当)のレートで交換できます。
なお、モバイルPASMOへのオートチャージはポイント付与の対象外となる点に注意が必要です。
入会・継続ボーナスマイル
ソラチカ一般カードは入会時・毎年の継続時にそれぞれ1,000マイルのボーナスマイルが付与されます。
マイルの有効期限
ANAマイレージクラブへ移行されたマイルの有効期限は、移行日を起算日として36ヵ月後の月末までです。移行のタイミングによって実質的な利用可能期間が変わるため、計画的な移行が重要です。
J-POINTの有効期限
J-POINTの有効期限はポイント獲得月から2年(24ヵ月)後の15日までです。
メトポの有効期限
メトポの有効期限は最長2年間で、毎年4月1日から翌年3月末日までの間に獲得したポイントは、翌々年の3月末日まで有効です。
定期券搭載路線とPASMOオートチャージ
カードに搭載できる定期券は、東京メトロ・東急電鉄・東武鉄道・京急電鉄・相模鉄道・京王電鉄・横浜高速鉄道(横浜駅のみ)で発売している定期券に限られます。西武鉄道・東武鉄道との特殊連絡定期券(2区間定期券)は搭載できません。PASMOオートチャージはソラチカ一般カード・ゴールドカードともに利用可能です。
よくある質問
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)はどんな人に向いていますか?
東京メトロを日常的に利用しながらANAマイルを貯めたい人に最も向いています。
このカードはJCBカード利用でJ-POINTが貯まるだけでなく、東京メトロの乗車やPASMO電子マネー利用でメトポも獲得でき、貯まったメトポは100ポイント=90マイルでANAマイルに移行できます。
PASMO定期券を搭載できる路線は東京メトロ・東急電鉄・東武鉄道・京急電鉄・相模鉄道・京王電鉄・横浜高速鉄道(横浜駅のみ)に対応しており、通勤定期券とクレジットカードを1枚にまとめたい人にも便利です。
また、ANA便に搭乗するたびに割増ボーナスマイルが付与され、入会・継続ボーナスとして毎年1,000マイル(ゴールドは2,000マイル)が加算されるため、ANAをメインに使う旅行好きにも適しています。
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)の注意点は何ですか?
まず、マイル還元率を最大化するには2マイルコースへの登録が必要で、年間5,500円(税込)の移行手数料が別途かかります。この手数料を払わない1マイルコースでは200円利用ごとに1マイルにとどまります。
次に、モバイルPASMOへのオートチャージはポイント付与対象外のため、物理カードのPASMOとして利用する必要があります。定期券搭載についても、西武鉄道・東武鉄道との特殊連絡定期券(2区間定期券)は搭載不可です。
海外旅行傷害保険は最高1,000万円(一般カード)と補償額が高くないため、海外旅行が多い場合はゴールドカード(最高1億円)との比較検討が必要です。また、JCBブランドのため海外の一部加盟店では利用できない場面があります。
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)の年会費と還元率はどう見ればよいですか?
一般カードの年会費は2,200円(税込)で初年度無料です。
2マイルコースを選ぶ場合は移行手数料5,500円(税込)が加わり、実質年間コストは7,700円(税込)になります。200円ごとに2マイル貯まる計算なので、マイル還元率は1%相当ですが、ANAマイルの実際の価値は特典航空券への交換方法によって変動します。
一方、東京メトロ乗車で貯まるメトポをマイルに移行すれば、カード利用分に加えて交通利用分のマイルも上乗せできます。
ゴールドカードは年会費15,400円(税込)ですが、マイル移行手数料が無料で常に2マイルコース相当が適用されるため、年間カード利用額が多い場合はゴールドカードのほうがコストパフォーマンスが高くなる場合があります。
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)を他カードと比較するポイントは?
比較の主な軸は「東京メトロ利用の有無」「ANAマイル重視か汎用ポイント重視か」「PASMO定期券搭載の必要性」の3点です。
東京メトロを使わない場合、メトポ経由のマイル獲得メリットが薄れるため、他のANAカードや汎用マイルカードとの差別化が小さくなります。
ANAマイル以外のポイントも活用したい場合は、より汎用性の高いJCBカードや他社マイルカードが選択肢になります。
また、一般カードの海外旅行傷害保険は最高1,000万円にとどまるため、海外旅行保険の充実度を重視するなら補償額が最高1億円のゴールドカードや他社ゴールドカードと比較する必要があります。
空港ラウンジ無料利用は一般カードには付帯せず、ゴールドカードのみ国内主要空港とホノルル空港で利用可能です。
常設の還元率です。最大%は条件達成時の参考値です。
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詳細情報
基本情報
| 年会費 | 2,200円(税込)/初年度無料 |
| 基本還元率 | 0.5%(200円・税込ごとに1J-POINT) |
| 国際ブランド | JCB |
| 申込条件 | 18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入のある方、または高校生を除く18歳以上の学生 |
| 発行期間 | 通常2週間 |
| 利用限度額 | - |
ポイント還元
| 基本還元 | 0.5%(200円・税込ごとに1J-POINT) |
| 特約店還元 | 東京メトロ乗車・PASMO電子マネー利用でメトポ加算。メトポ100ポイント=90マイルに移行可能 |
| ボーナス | 入会ボーナス1,000マイル、毎年継続ボーナス1,000マイル |
| 交換先 | ANAマイル(1マイルコース・無料/2マイルコース・別途年間5,500円・税込)、メトポ(相互交換可) |
| 有効期限 | ANAマイル:36ヵ月、J-POINT:24ヵ月、メトポ:最長2年間 |















