楽天ビジネスカードプラチナ

年会費無料・最大10億円与信枠、法人専用ゆえの制約も把握して選ぶ
編集部評価
楽天ビジネスカードプラチナは2026年10月に発行開始された法人専用のVisaカードで、年会費は何枚発行しても無料という点が最大のコスト面の強みだ。(2枚目以降のリアルカード発行は発行手数料1,540円・税込が必要)
与信枠は最大10億円と中規模以上の法人にも対応できる設計で、バーチャルカードは審査完了後に即時発行されるため、急ぎの経費支払いにも対応しやすい。
freee会計やマネーフォワードクラウド会計など主要6種の会計システムと自動連携できる点も、経理担当者の工数削減につながる実用的な機能だ。
ポイント還元率は通常1.0%で、楽天市場利用時は月間5,000ポイントを上限に3.0倍、楽天トラベルの国内宿泊はエントリー制で3.5倍と、楽天グループのサービスを業務で活用している法人ほど還元率が伸びる構造になっている。
一方、楽天グループ以外の一般的な経費支払いでは1.0%にとどまるため、楽天サービスの利用頻度が低い法人にとっては還元面での優位性は限定的になる。
向いている人
楽天市場での備品・消耗品購入や楽天トラベルでの出張手配を日常的に行っている法人に向いている。
特に複数の従業員にカードを配布したい場合、2枚目以降のリアルカード発行手数料は1枚1,540円(税込)かかるものの年会費は不要なため、枚数が増えても固定コストが膨らみにくい。
設立直後の法人でも申し込めるため、創業期から経費管理の仕組みを整えたい企業にも選択肢となる。申込が完全オンライン完結で書面提出不要な点も、手続きの負担を抑えたい法人に合っている。
注意点
申込対象は法人のみで、個人事業主は申し込めない。支払方法は銀行振込に限定されており、口座引き落としには対応していない点は資金繰りの管理方法に影響するため事前に確認が必要だ。
獲得ポイントはすべて代表者個人の楽天IDに付与される仕様で、法人名義のアカウントや別担当者のIDへの付与には対応していないため、ポイントの社内取り扱いルールを整理しておく必要がある。
また、海外・国内旅行傷害保険(最高3,000万円)と不正利用補償(最高2,000万円)はリアルカードにのみ付帯し、バーチャルカードでは補償が受けられない。出張時の補償を目的とする場合はリアルカードの発行が前提となる。
楽天トラベルのポイント3.5倍優待はエントリー制のため、利用前のエントリー忘れに注意したい。
- 年会費は何枚発行しても無料。2枚目以降のリアルカードは1枚1,540円(税込)の発行手数料のみで、従業員への配布コストを抑えやすい。
- 楽天市場で3.0倍(月上限5,000pt)、楽天トラベル国内宿泊でエントリー制3.5倍と、楽天グループサービスを業務利用するほど還元率が伸びる設計。
- ポイントはすべて代表者個人の楽天IDに付与される仕様のため、法人の経費管理とポイント利用の社内ルールを事前に整理しておく必要がある。
- 旅行傷害保険・不正利用補償はリアルカード限定で付帯。バーチャルカードのみの運用では補償が受けられないため、出張利用を想定する場合はリアルカードの発行が必須。
特徴
年会費・発行コスト
年会費は何枚発行しても無料。ただし2枚目以降のリアルカードを発行する場合は1枚あたり1,540円(税込)の発行手数料がかかる。バーチャルカードは追加費用なしで発行でき、オンライン決済や経費管理の入口として活用しやすい。
ポイント還元率
通常利用で楽天ポイントが1.0%還元。
楽天市場では3.0倍(月間上限5,000ポイント)、楽天トラベル(国内宿泊)ではエントリー制で3.5倍、GOタクシーの「GO BUSINESS」を新規申し込みのうえ同カードを決済方法に指定すると毎月2.5倍と、楽天グループサービスでの利用時に還元率が大きく上がる設計になっている。
獲得ポイントは代表者個人の楽天IDに付与される点に注意が必要。
与信枠・発行枚数
最大与信枠は10億円で、審査時に連携した情報をもとに限度額が設定される。カードの発行枚数は初期上限100枚だが、審査により上限の引き上げや撤廃が可能。
ただし100枚超の申請は入会から6か月以上経過していることが条件となる。
発行スピード・申込方法
申込は完全オンライン完結で、入会申込書や登記簿謄本などの書面提出は不要。申込時には本人確認書類(マイナンバーカード等)が必要。
バーチャルカードは限度額審査完了後に即時発行されるため、急ぎの経費支払いにも対応できる。リアルカードは発行申請後3〜10営業日で届く。
付帯保険
リアルカードには海外・国内旅行傷害保険(傷害死亡・後遺障害最高3,000万円)と不正利用補償(最高2,000万円)が付帯する。携行品損害は1個・1組・1対あたり10万円が上限で、自己負担額は3,000円。
なお、バーチャルカードにはこれらの保険が付帯しないため、出張時の補償を求める場合はリアルカードの発行が必要になる。
会計システム連携・セキュリティ
freee会計、マネーフォワードクラウド会計・同プラス、勘定奉行クラウド、弥生会計クラウド、PCAクラウドの6種と自動連携に対応(事前設定が必要)。
3Dセキュア認証にも対応しており、オンライン決済時のセキュリティも確保されている。
申込条件
申込対象は法人のみで、設立直後の法人でも申し込める。個人事業主は申し込み不可。支払方法は銀行振込となる。
国際ブランドはVisaで、2026年10月1日より申込受付・発行が開始されている。
特典・優待
楽天市場ポイントアップ優待
楽天市場での購入に同カードを使用すると、通常の1.0%還元に加えてポイントが3.0倍になる。内訳は楽天市場通常ポイント+1倍・楽天ビジネスカードプラチナ通常分+1倍・期間限定ポイント+1倍の合計3倍。
月間の獲得上限は5,000ポイントに設定されており、大口の仕入れや備品購入が多い月でも上限に達した分は通常還元率が適用される点を把握しておきたい。
楽天トラベル(国内宿泊)ポイントアップ優待
楽天トラベルで国内宿泊を予約・決済すると、エントリー制の特別優待によりポイントが3.5倍になる。内訳は楽天トラベル通常ポイント+1倍・楽天ビジネスカードプラチナ通常分+1倍(通常ポイント)・本特典分+1.5倍(期間限定ポイント)。
出張の多い法人にとって実質的な宿泊コスト削減につながるが、エントリーを忘れると特典倍率が適用されないため、利用前のエントリー確認が必要。
GOタクシー「GO BUSINESS」ポイントアップ優待
タクシー配車アプリ「GO」の法人向けサービス「GO BUSINESS」を新規申し込みのうえ、楽天ビジネスカードプラチナを決済方法として指定して利用すると、毎月ポイントが2.5倍になる。
営業や出張でタクシーを頻繁に利用する企業にとって、交通費の一部をポイントとして回収できる実用的な優待となっている。上限や詳細条件はGO BUSINESSの規約に準じるため、申し込み時に確認が必要。
会計システム自動連携
freee会計、マネーフォワードクラウド会計、マネーフォワードクラウド会計プラス、勘定奉行クラウド、弥生会計クラウド、PCAクラウドの6種と連携できる。
カードの利用明細を会計ソフトに自動取り込みすることで、経費精算・仕訳作業の工数を削減できる。連携には各会計システム側での事前設定が必要となる。
ポイント付与先・注意点
楽天市場や各種優待で獲得したポイントはすべて代表者個人の楽天IDに付与される。法人口座や別の担当者IDへの付与には対応していないため、ポイントの管理・利用方針を社内で事前に整理しておくことが望ましい。
また、旅行傷害保険や不正利用補償はリアルカードにのみ付帯し、バーチャルカードでは補償が受けられない点も運用設計時に考慮が必要。
関連するカード・おすすめ記事
付帯保険の詳細
海外旅行傷害保険
リアルカードに付帯しています。利用付帯となるため、旅行代金等をカードで支払った場合のみ補償対象となります。
傷害死亡・後遺障害:最高3,000万円
傷害治療費用:100万円
疾病治療費用:100万円
賠償責任:2,000万円
携行品損害:1個・1組・1対あたり10万円限度(自己負担額3,000円)
救援者費用:100万円
なお、バーチャルカードには海外旅行傷害保険は付帯しません。リアルカードを発行・携行している場合のみ補償対象となります。
国内旅行傷害保険
リアルカードに付帯しています。自動付帯となるため、カード会員であれば補償対象となります。
傷害死亡・後遺障害:最高3,000万円
バーチャルカードには国内旅行傷害保険は付帯しません。入院・通院・手術等は補償はありません。
不正利用補償
リアルカードに付帯しています。カードの紛失・盗難に伴う不正利用、およびカード情報等を用いた不正利用に対して、最高2,000万円まで補償されます。
ショッピング保険
付帯なし
航空便遅延補償
付帯なし
スマートフォン・ホームウェア等の独自補償
付帯なし
ポイントシステム
基本還元率
すべての利用に対して楽天ポイントが1.0%還元されます(利用金額100円につき1ポイント)。ただし、一部の決済や取引ではポイント還元の対象外、または還元率が異なる場合があります。
獲得したポイントは代表者個人の楽天IDに付与される点に注意が必要です。法人口座への付与ではないため、ポイントの取り扱いは社内ルールに沿って確認してください。
楽天市場でのポイント優待
楽天市場での購入に本カードを使用すると、楽天ポイントが通常の3倍(3.0%相当)貯まります。内訳は通常ポイント+1倍・通常ポイント+1倍・期間限定ポイント+1倍の合計3倍です。ただし、この特典分で獲得できるポイントには月間上限5,000ポイントが設けられています。上限を超えた分は特典ポイントの対象外となるため、月間の楽天市場利用額が大きい法人は上限に達しやすい点を考慮してください。
楽天トラベルでのポイント優待
楽天トラベルの国内宿泊予約に本カードを使用すると、楽天ポイントが3.5倍(3.5%相当)貯まります。内訳は「楽天トラベル」通常ポイント+1倍・本カード通常分+1倍(通常ポイント)・本特典分+1.5倍(期間限定ポイント)の合計3.5倍です。
この特典はエントリー制のため、事前にエントリー手続きを行わないと特典ポイントは付与されません。出張が多い法人にとって実用性の高い優待です。
GOタクシー「GO BUSINESS」でのポイント優待
タクシー配車アプリ「GO」の法人向けサービス「GO BUSINESS」を新規申し込みのうえ、本カードを決済方法に指定して利用すると、毎月楽天ポイントが2.5倍貯まります。上限や詳細条件は公式情報では確認できません。
ポイントの付与先・有効期限
獲得ポイントはすべて代表者個人の楽天IDに付与されます。法人名義のアカウントへの付与ではない点は、経費管理上の注意点となります。
楽天ポイントの有効期限は、最後にポイントを獲得または利用した月から1年間が有効期限となります。
定期的にカードを利用することで有効期限を延長できます。
ポイント対象外・上限・ステージ制度
一部の決済はポイント還元の対象外または還元率が異なる場合があります。楽天市場特典分は月間5,000ポイントの上限が設けられています。
よくある質問
楽天ビジネスカードプラチナはどんな人に向いていますか?
法人格を持ち、複数の従業員にカードを配布したい企業に向いています。バーチャルカードは審査完了後に即時発行できるため、急ぎで経費精算の仕組みを整えたい設立間もない法人にも対応しています。
楽天市場や楽天トラベルを業務で活用している企業であれば、楽天市場3倍(月上限5,000ポイント)・楽天トラベル国内宿泊3.5倍(要エントリー)のポイント優待を実費削減に活かせます。
freee会計やマネーフォワードクラウド会計など主要6種の会計システムと自動連携できるため、経理業務の効率化を重視する企業にも適しています。
楽天ビジネスカードプラチナの注意点は何ですか?
個人事業主は申込対象外で、法人のみが利用できます。ポイントは代表者個人の楽天IDに付与されるため、法人の資産として管理したい場合は運用ルールの整理が必要です。
支払方法は銀行振込となります。
旅行傷害保険(海外・国内ともに死亡・後遺障害最高3,000万円)と不正利用補償(2,000万円)はリアルカードにのみ付帯し、バーチャルカードは保険の対象外です。
2枚目以降のリアルカード発行には1枚あたり1,540円(税込)の発行手数料がかかります。また、100枚を超えて発行するには入会から6か月以上の経過が条件となります。
楽天ビジネスカードプラチナの年会費と還元率はどう見ればよいですか?
年会費は何枚発行しても無料です。ただし2枚目以降のリアルカードには1枚1,540円(税込)の発行手数料がかかるため、多数枚を配布する場合はこのコストを考慮する必要があります。
基本還元率は1.0%で、楽天市場利用時は3.0%(月上限5,000ポイント)、楽天トラベル国内宿泊はエントリー制で3.5%になります。GOタクシーの「GO BUSINESS」を新規申込のうえ本カードを決済方法に指定すると毎月2.5倍になります。
ポイントはすべて代表者個人の楽天IDに集約されるため、実質的な還元メリットを享受するには楽天経済圏の活用が前提となります。
楽天ビジネスカードプラチナを他カードと比較するポイントは?
比較時に確認すべき主な軸は4点です。
与信枠の上限:最大10億円と大きく、成長期の法人でも枠不足になりにくい点は強みです。
年会費とカード発行コスト:本カードは年会費無料ですが、リアルカード2枚目以降は1枚1,540円(税込)の発行手数料が発生します。
ポイント付与先:本カードは代表者個人の楽天IDへの付与となるため、法人ポイントとして一元管理したい場合は他カードと比較が必要です。
保険の付帯条件:旅行傷害保険はリアルカードのみ有効で、バーチャルカードには付帯しません。オンライン決済中心でバーチャルカードのみ使う場合、保険面での補償は得られない点を他社カードと比較してください。
レビューを投稿する
このカードの利用体験を募集中です。年会費、ポイントの使いやすさ、申込時の印象などを投稿できます。
詳細情報
基本情報
| 年会費 | 無料(2枚目以降のリアルカード発行は1枚1,540円税込) |
| 基本還元率 | 1.0%(楽天ポイント) |
| 国際ブランド | Visa |
| 申込条件 | 法人のみ(設立直後の法人も可。個人事業主は申込不可) |
| 発行期間 | バーチャルカード:審査完了後即時発行/リアルカード:3〜10営業日 |
| 利用限度額 | 最大10億円(審査により設定) |
ポイント還元
| 基本還元 | 1.0%(100円につき1楽天ポイント) |
| 特約店還元 | 楽天市場3倍(月間上限5,000ポイント)/楽天トラベル国内宿泊3.5倍(要エントリー)/GOタクシー「GO BUSINESS」2.5倍 |
| ボーナス | - |
| 交換先 | 楽天ポイント(代表者個人の楽天IDに付与) |
| 有効期限 | 最終獲得・利用月から1年間 |







